あざみ野経済研究所-Azamino Institute of Economic Research

あざみ野にて産業経済に関する研究を行なっています。

快適でお得なキャッシュレス生活

PayPayの大型キャンペーンや、政府のキャッシュレス・消費者還元事業も終了した現在、どのような決済をするのが快適でお得なのか、改めて考えてみました。
快適でお得と書いたのには意味があり、お得のために手間のかかる決済をするのは本末転倒かなと考えるからです。

結論を先行して書くと、当研究所のおすすめはこちらです。
クレジットカード:楽天カード(月に12万円まではKyash経由で)
コード決済:楽天ペイ
電子マネーSuica(チャージ用にビックカメラSuicaカード)
筆者の運用では、上記以外に特典を受けるためのクレジットカードどして、JALカードゴールド(JGC維持用)、タカシマヤカードゴールド(駐車場優待、決済時の割り引き)、ビックカメラSuicaカード(Suicaチャージ)を保有しています。

『クレジットカード』
キャッシュレス決済の基本かと思います。
使用できる店舗も最も多く、使える使えないを気にしないのがよい決済方法だと思います。

ただ、財布を取り出す、財布からカードを取り出す、店員さんにカードを渡す、PINコードを押す、カードとレシートが返却される、カードを財布にしまう、財布をしまうという一連の動作が意外と面倒です。
新型コロナウイルス感染防止の観点なのか、客に決済端末にカードを入れることを求める店もあったりして、その間合いを取るのに気を使ったりします。
米国の小売店では、カード決済端末が客の側を向いていて、客が自分でカードを挿入するのが標準になっているので、カードの授受はなく、このあたりは使い勝手がよいです。
日本でもコンビニなどでこの方法が導入し始めているので、広まっていくといいなと思います。
タッチ決済というのも導入されつつありますが、店員さんになんて言ったらいいのかわからないので、快適とは言えないかなと。

「お得」の観点では、楽天カードなどの定番の高還元率カードで1%程度の還元率程度ですが、当研究所おすすめのKyashと組み合わせると、月に12万円までですが、さらにKyashの1%還元が受けられます。
Kyashの還元ポイントは、次の決済に充当が可能なので非常に使い勝手がよいです。

クレジットカードには様々な種類がありますが、ポイント還元率が1%以上で、還元されるポイントの使い勝手がよいものをメインカード選択されるといいと思います。
現時点では、楽天カード楽天ポイント)、ヤフーカード(Tポイント)あたりがおすすめできると思います。

これ以外に、よく使用するお店のハウスカードを持つのがいいと思います。
例えば、タカシマヤカードはゴールドカードだと駐車料金の優待が得られたりと、単にポイント還元以外の優遇が受けられたりしますし、イオンカードのように特定の日に5%引きというような大きな割り引きが受けられたりします。

『コード決済』
今年2020年の上半期まではブームのようだったコード決済(スマホ決済、QRコード決済)ですが、当初の目論見とは異なる展開になっているのではないかと思います。
クレジットカード決済端末のような高額な決済端末が不要で、QRコードもしくはスマホがあれば導入可能ということで、先行する中国では、小規模店舗や屋台、物乞いの人まで使っている決済方法ということが言われていました。
ただ、実際にコード決済をした店舗の多くは、クレジットカードや電子マネーなどの他の決済方法も導入しているところだったように思います。
クレジットカードのように財布からカードを出して店員さんに渡すという手間は不要なので、この点ではクレジットカードより快適と言えます。
また、当研究所でおすすめしている楽天ペイは楽天ポイントの使い方としておすすめです。

電子マネー
楽天EdySuicaなどのプリペイド型のものが多く利用されています。
当研究所で最も便利だと考えるのはSuicaです。
SuicaPASMOなどの交通系電子マネーは、公共交通機関が一般的なエリアでは多くの人が何らかの形でもっていると思いますし、SuicaiPhoneに搭載されているのも大きいと思います。
多くの駅に隣接する鉄道系の商業施設、コンビニなどで利用可能です。
決済もカードかスマホを決済端末にかざすだけなので、非常にいい決済体験。
Suicaはチャージの上限が2万円なので、注意が必要です。
Suicaプリペイド型なので、事前にチャージが必要ですが、チャージをクレジットカードで行うことで、チャージ金額にポイントが付与されます。
このチャージに使用するクレジットカードをJR東日本系のVIEWカードにすると1.5%の還元となります。
VIEWカードは年会費がかかるものがほとんどなのですが、ビックカメラSuicaカードは年に1回でも決済をすると年会費の500円が無料となりますので、Suicaチャージ用として、このクレジットカードを使用するのがおすすめです、。
ビックカメラSuicaカードの還元ポイントは、Suicaにチャージすることができるので使い勝手も非常にいいです。

QUICPayなどの、ポストペイ型の電子マネーはチャージが不要という大きな利点があるのですが、使える使えないを結構気にしないといけないので、そこが難点かと思います。